fourth artisan

ラクガキ、ガラクタ、トゲトゲ、パンパカパーン!

apprentice wizard

 

・・・その小さな家は、

 

甘美に熟れた果実がたわわに実る森の奥深くで、

漂う香気を求めし獲物を待ち受ける植物に紛れつつ、

まるで(のが)れるかの如くひっそり(たたず)んでいるのです。

 

 

 

decorated with a crescent moon

 

そのくせぴょいんとした屋根でアピールして、

あわよくば誰かに気付いて貰いたいふうだけど、

本当に注目すべきは三日月の形をした天窓。

 

そこから毎夜(こぼ)れてくる光。

暗闇を照らす眠れない灯火。

 

 

 

 

もし、まんまるお月様だったなら、

きっとこうは行かなかったでしょう。

 

欠けているからこそ、

満たしたくて、満たしたくて、

未熟な魔法を唱え続けるのですから。

 

 

 

source of magical power

 

内に秘めたる魔力の源。

立派なものほど(まばゆ)いばかりの輝きですが、

どうやら大きさで価値は決まらないらしい?

 

たとえ(かす)かでちっぽけでも、決してブレることなく、

ずっと消えない光を放つものほど上等なんですって。

 

・・・ふーん、そうなんだ。