近所のスーパーで見つけたかわゆいカボチャ。
出会った瞬間ひとめぼれし、
最初から食べる気などはさらさら無く、
デッサンのモデルとしてお迎えしたのです。
・・・が、
・・・まぁ、いいから食えよ?
1ヶ月以上らくがきに付き合ってもらうと、
ぼちぼち会話ができるようになった気がして。
11枚目のデッサンもどきで妥協し始めたとき、
私の心は決まりました。
・・・さようなら、愛しきカボちゃん。
うぉ・・・き、聞いてないよー
そんな断末魔から耳を遠ざけ、
ことが済むのをただ待つのみ。
情が移り自ら手を下すことができず、
強力な助っ人にお願いした次第。
※このくだりはフィクションです。
こうなってしまえばただのカボチャ。
愛情は瞬く間に食欲へと変わりました。
・・・いただきます、カボちゃん。
ほくほく。うまし。
そして、もう、この頃には、
さっきまで呼んでた名前すら忘れてる?
・・・という、人生の縮図。
étude No.11
デッサンはこれ以降すっかりご無沙汰しており、
全然上達していないどころの騒ぎではなく、
もはや鉛筆の持ち方すらおぼつかない始末。
このていたらくを打破すべく、
いずれ絵画教室には通うつもりですが、
まずはNo.12から再出発。
・・・の、予定。